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外科矯正
外科矯正とは
外科手術を併用する矯正治療のことで、健康保険が適応となります。下顎前突など骨格的な問題により不正咬合を引き起こしている場合、外科矯正によって治療を行います。
外科矯正の流れ
外科矯正は、矯正→外科手術→矯正という流れで行います。外科手術をする前にある程度歯並びを整えます。そして、外科手術を行い、手術後に仕上げの矯正を行います。
外科矯正のメリット・デメリット
メリット
- 健康保険で矯正ができる
- 費用が安く済む
- 劇的に歯並び、顔貌が変わる
デメリット
- 手術のため入院が必要
- 顎を切るため神経を傷つけるリスクがある
外科手術について(リスクなど)
- 検査などで手術前に何度か病院に通院しなければならない
- 入院は1〜2週間
- 手術後は食事がてきないため流動食
外科矯正をしたい人はどうすれば良い?
外科矯正を受けるられる歯科医院はかなり限られています。どこの歯科医院でもできるわけではありません。
歯科医院は、外科矯正を診療科目として行うには都道府県知事からの自立支援医療機関としての指定を受けなければなりません。
都道府県によって多少の差はありますが、
- 日本矯正歯科学会の認定医であること
- 顎変形症学会の会員であること
- 顎機能検査ができる機器を設置してある
- 外科矯正に関する論文、症例がある
などが指定を受ける条件になります。
外科矯正を受けてみたい人は、自立支援医療機関として都道府県より指定を受けている矯正歯科を受診し、ドクターと今後について相談することがはじめの一歩になります。