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矯正治療の基礎知識を知る

治療期間について

矯正治療の治療期間は平均すると2.5年です。短い人で半年、長い人で4年という方もいます。期間の長さは年齢や歯並びの状態、担当するドクターの治療方針により違ってきます。また、動的治療期間と呼ばれる歯を動かす期間に加えて、歯並びを安定させる保定期間というものもあります。

子どもの矯正の治療期間

子どもの場合、矯正治療の治療期間は短い場合、半年程ということもあります。しかし、基本的には1.5年~2年くらいの期間がかかります。

子どもの矯正はあくまで本格的な矯正のための準備矯正という位置づけです。子どもの矯正だけで矯正治療が完了するとは思わないでいた方が良いでしょう。お金の問題などを考えると、子どもの矯正だけでなんとか終わらないものかと期待してしまいがちですが、そのようなケースは多くありません。

子どもの矯正では、1つ1つの歯を正確に動かすことはできません。また、成長期にあるため、歯がすべて生え変わってから歯並びを整えないと、生え変わった後に再度歯並びが崩れてしまったりします。

それでは、子どもの矯正をする価値はない?かと思われる方もいるかもしれません。多くの場合、子どもの矯正を行った方が良いことが多いです。するしないの判断は、矯正医を受診し判断してもらうことがベストですが、例えば、反対咬合(受け口)のお子さんは子どもの矯正をすることで、将来、外科手術を受けなければならないリスクを下げることにつながります。成人してしまうと、体の成長が止まっているため、反対咬合のようなケースは外科手術が必要となります。しかし、成長期であれば、骨の成長を促進または抑制する矯正治療をアプローチすることができます。これらの理由で、子どもの矯正をする価値があります。

大人の矯正の治療期間

大人の場合、矯正治療の治療期間は2.5年ほどです。症例的に難しい、つまり、不正咬合の度合いが重度ですと3、4年と期間が必要になることもあります。

「矯正が半年で終わる。」というようなキャッチコピーを目にすることもありますが、セラミック矯正(厳密には矯正治療ではなく、セラミックを被せて見た目をよくする方法)であったり、部分矯正(前歯の隙間を閉じるだけの矯正)であったりします。これは、矯正治療とは似て非なるものです。矯正治療とは、見た目の改善はもちろん、咬み合わせの改善も行います。咬み合わせは、上下の全体的な歯並びを動かしますので1年以内で終わることは滅多にありません。早くても1.5年、大体が2~2.5年の治療期間が必要です。

動的治療後の保定期間

矯正治療において、歯を動かす期間を動的治療期間と呼びます。これに対して、歯並びがきれいに並んだ後に歯を安定させる保定期間というのがあります。保定期間は最低2年間必要です。

動いた歯は元の位置に戻ろうとします。保定期間中は、保定装置(リテーナー)を使い、歯を固定(安定)させます。保定装置の使用を怠ると例外なく後戻りしてしまい、2年間努力してきた矯正治療が無駄になってしまいますので、治療が終わったと安心せず、しっかり最後まで気を緩めずにリテーナーを着用するようにしましょう。

保定期間の2年間を矯正治療の期間として考慮すれば、動的治療期間が2.5年+保定期間2年の合計4.5年間が矯正治療の治療期間となります。

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