矯正治療のお金のはなし
歯科矯正は健康保険が適応になる?
歯科矯正は、健康保険の適応となりません。自費診療となりますので医療費は10割負担となります。但し、医療費控除の対象となることはあります。年末調整、確定申告にて返金となることもあります。
歯科矯正は自費診療
歯科矯正は保険が効きません。健康保険が使えませんので自費診療扱いとなり、医療費の負担は10割となります。必然的に、矯正治療費は高額となります。子どもの場合、10~40万円程度となり、大人の場合は70~100万円の治療費が必要となります。
一方、医療費控除の対象となります。(一部、対象とならないこともあります。詳しくは、担当の歯科医師に確認をお願いします)確定申告にて、一部の治療費が返金(正確には税金の控除)されます。
保険適応となる歯科矯正治療もあります
歯科矯正は自費診療ですが、特定の先天性疾患については保険が適応となります。
保険適応になる先天性異常や疾患
- 唇顎口蓋裂[しんがくこうがいれつ]
- ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)
- 鎖骨・頭蓋骨異形成 [さこつとうがいこついけいせい]
- トリーチャ・コリンズ症候群
- ピエール・ロバン症候群
- ダウン症候群
- ラッセル・シルバー症候群
- ターナー症候群
- ベックウィズ・ウイーデマン症候群
- 顔面半側萎縮症
- 先天性ミオパチー
- 筋ジストロフィー
- 脊髄性筋委縮症
- 顔面半側肥大症
- エリス・ヴァンクレベルド症候群
- 軟骨形成不全症
- 外肺葉異形成症
- 神経線維腫症
- 基底細胞母斑症候群
- ヌーナン症候群
- マルファン症候群
- プラダーウィリー症候群
- 顔面裂(横顔裂、斜顔裂及び正中顔裂を含む)
- 大理石骨病
- 色素失調症
- 口腔・顔面・指趾症候群
- メビウス症候群
- 歌舞伎症候群
- クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群
- ウィリアムズ症候群
- ビンダー症候群
- スティックラー症候群
- 小舌症
- 頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群及び尖頭合指症を含む)
- 骨形成不全症
- フリーマン・シェルドン症候群
- ルビンスタイン・ティビ症候群
- 染色体欠失症候群
- ラーセン症候群
- 濃化異骨症
- CHARGE症
- 6歯以上の先天性部分(性)無歯症
- マーシャル症候群
- 成長ホルモン分泌不全性低身長症
- リング18症候群
- ポリエックス症候群(XXX症候群、XXXX症候群及びXXXXX症候群を含む)
- リンパ管腫
- 全前脳胞症
- クラインフェルター症候群
- 偽性低アルドステロン症
- ソトス症候群
- グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)
- 線維性骨異形成症
- スタージ・ウェーバー症候群
- ケルビズム
- 偽性副甲状腺機能低下症
- Ekman-Westborg-Julin 症候群
- 常染色体重複症候群
まとめ
歯科矯正が保険適応となることは稀です。基本的に自費診療で受診するものと認識しておいた方が良いでしょう。